FXでは相場を分析してからトレードをおこなわないと継続して利益を得ることは難しいです。
運任せでたまたま勝てるということはありますが、その運任せの勝ちを継続していくのは無理でしょう。
ここからはFXでエントリーする前に必ず必要なシナリオ・根拠について説明していきます。
FXのシナリオとは?
今現在の相場を確認して、これからどのように動く可能性が高いのかを考えるのがシナリオ作りになります。
これは過去のチャートを何度も繰り返し見ることで相場感が養われます。
相場はまったく同じ動きをすることはありませんが似たようなパターンには何度も遭遇します。
過去と似たような相場の時にのみトレードをして、それ以外ではトレードをしないというのも立派な戦略です。
どちらに動くか分からない状態でトレードをするよりも勝率は良いですよね。
上がるか下がるかのシナリオ
今現在の相場よりも上がるか下がるかを考えます。
上下両方のパータンを考えておくのが良いでしょう。
片方のシナリオでも問題ありませんが、想定と反対に動いた場合にはノートレードにしてください。
注意して欲しいのは思惑通りに動かなかった時です。せっかく待ったのだからとむやみにポジションを持ってしまうのはやめましょう。
シナリオ以外のパターンになった場合にはトレードを行わないようにしてください。
結局シナリオとは
FXでのシナリオとはこうなったらこうする、こうなったら見送るということをエントリーする前にあらかじめ決めておくことです。
ドクターXというドラマで外科医大門未知子の決めセリフ「私失敗しないので!」は有名ですよね!
主人公大門未知子は手術前に何度も何度もイメージトレーニングをしていて、患者さんにメスを入れた後に予想外のことが起きても対処できるように前もって何パターンもシュミレーションをしているという裏付けからあのセリフを言うことができていました。
FXではそこまで何パターンも準備しておく必要ありませんがこうなったらエントリーする、ここまできたら損切りするということはあらかじめ決めておかないと失敗します。
FXを続けていると必ず想定外のことが起きます。
その時に根拠のある損切り位置であれば納得できるはずです。
はじめに決めてあった損切り位置に迫ってきている時に、あと少し損切り位置を深くしたら逆行するかもしれないという考えは破滅に一歩ずつ近づいているのと同じです。
と言うのもほとんどの場合、FX参加者の皆さんが同じような境遇に立たされている可能性が高いからです。同じような位置で損切りしていると想定されるため一気に突き抜けてしまう可能性が高くなります。
浅い損切りをして、再度条件の良い時に利益を出していけばいいと考えらえるようにしてください!
FXエントリーの根拠
FXには買い(ロング)と売り(ショート)しかありません。
どこでエントリーするかのタイミングを考えていく作業が必要になります。
相場が上がっているから買うという戦略は順張りとしてオススメしますが、上がっている相場でも波を打ちながら上昇しているというのを忘れないでください。
波の頂点付近でロングをしてしまうとしばらくは下降してしまいます。再度、波の頂点を超えるまで含み損に耐えていなくてはなりません。エントリー時のスプレッドのマイナス分もあるため気持ち的に苦しくなってしまいます。
できれば波の底付近からエントリーするようにしましょう。
だけど、どこで転換するかわかりませんよね?
そこで前もって過去のチャートや値動きから相場が意識されそうなポイントを探していきます。
目立つ高値安値を意識
相場の転換ポイントは何度も意識されているところで再度転換する可能性があります。
特に目立つような場所には注目してください。
あらかじめ水平ラインをひいておくと良いでしょう。
価格帯を意識
相場ではキリ番(100.00)とか0.50などが意識される場合が多いです。
価格がキリ番に差し掛かった時には注目してみてください。
インジケーター
相場参加者のほとんどの人が使っているであろうインジケーターを使ってトレードをするのもオススメです。
私は移動平均線、ボリンジャーバンドを使っています。
≫yume-fxのインジケーター例
根拠はシンプルに
根拠は多い方が良いのか?と言われると実際にはそんなことはありません。
あれもこれもと条件に当てはまる場所を探すとほとんどエントリーできなくなってしまいます。
単純な水平ラインだけでトレードをして勝てているトレーダーもいますのであまり複雑に考えない方が良いでしょう。
FXではシナリオと根拠が重要
大切なのはエントリーする前にあらかじめこうなったらこうしようという心構えを決めておくということです。
FXに100%の勝ちはありえませんので、マイナスになった時に最小限の損失で抑えるのも重要です。
根拠が崩れたらエントリーしない。無理にエントリーして含み損に耐えるぐらいであれば次回のエントリーポイントまで待った方がまし!ぐらいの気持ちでいてください。
相場が読めない時にはノートレードにするということを忘れないでください。これが一番大切な判断です。
自分自身の分析(根拠)で神頼みではなく今の相場にあったトレードをすることが重要です。