FXの値動きが数値やグラフ化されるチャートをメインに分析をするのがテクニカル分析です。
テクニカル分析にはローソク足やチャートパターンなども含まれますがこちらではインジケーター(テクニカル指標)を使った分析をご紹介します。
大きく分けてトレンド系テクニカル指標とオシレーター系テクニカル指標とがあります。
いくら優れているインジケーターであっても相場状況に適したものを使用しないとFX相場では機能しません。
たくさんあるテクニカル指標の中でも私がよく使うインジケーターを取り上げてみました。
トレンド系テクニカル指標
主に順張りで活躍してくれるのがトレンド系テクニカル指標になります。
トレンドの方向や強さの判断の目安になります。
移動平均線
過去の一定期間の終値の平均値を出して線で結んだものが移動平均線になります。
ほとんどのトレーダーが使っているとても人気のある指標です。
ローソク足だけの表示よりも見やすくなりますよね。
移動平均線の期間
私はローソク足20本の終値を平均した移動平均線を使用しています。
表記は20EMAとなります。
移動平均線の数値はFXの取引きができる1週間を基準とすると5日なので5EMA、長期間で見ることのできる200EMAなど何を基準と考えるかで使う本数が変わります。
私は1か月のFX営業日が20日前後と考えて20EMAを使用しています。
SMAとEMAの違い
移動平均線にはSMAとEMAがあります。
MAは移動平均線(Moving Average)のことなのですがSMAは単純移動平均線(Simple)、EMAは指数移動平均線(Exponential)の略になります。
2つの違いは細かくは計算の方法ということになりますがチャート上のMAの対応する速度が違います。
EMAの方が急な相場の変化についていきやすいのです。
そのため私は20EMAを使用していますよ。
ボリンジャーバンド
トレンドでもレンジ相場でも使用することができるのがボリンジャーバンドになります。
私は常にボリンジャーバンドを表示しています。
移動平均線を中心に1σ、2σ、3σと偏差を設定することができて、このバンドで反発したりブレイクしたりするのを目安にトレードをすることができます。
参考までにバンド±1σに収まる確率68.3%、バンド±2σに収まる確率95.4%、バンド±3σに収まる確率99.7%となっています。
私は±1σと±2σの2つを表示してトレードしています。
一目均衡表
一目均衡表は日本人が作ったテクニカル指標として有名です。
チャート上に雲、基準線、転換線、遅行線が表示されてどのような形になったら売買のサインとかあるのですが私には難しかったので使っていません。
私が使っているのは雲だけです。
雲の位置でトレンドの流れを判断しています。
ローソク足が雲よりも上にあったら上昇トレンド、反対にローソク足が雲よりも下にあったら下降トレンドとトレンド判断でのみ使用しています。
オシレーター系テクニカル指標
振り子のように行ったり来たりする物をあらわす言葉がオシレーターです。
レンジのようなチャートで相場が上下に行き来している場面で使いやすいテクニカル指標になります。
逆張りで使いやすいですね。
MACD(マックディー)
2本の移動平均線とシグナル線を使って相場の売買のタイミングを見るテクニカル指標です。
しかし、私のMACDの使い方はローソク足とMACDの形の相違をチェックするためだけに使っています。
これはタイバージェンスと呼ばれていて相場の転換がありそうな時に出現します。
テクニカル指標の使い方
日ごろ私が使っているテクニカル指標の説明でしたがテクニカル指標はあくまでも目安です。
あるサインが出たら未来に必ず決まった形になるというようなことはありません。
1つのテクニカル指標だけを使うのではなく何個かを組み合わせて使うのも良いと思います。