FX相場の値動きを見るにはローソク足を使います。
ローソク足は日本で生まれた相場判断方法でとても分かりやすいです。
1本のローソク足で1時間足なら1時間分の動きの情報が、15分足であれば15分の相場の動きが集約されているのです。
私がよく使うのは日足、4時間足、1時間足、15分足ですね。
ローソク足の基本
始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)の4つの値を1本の足に情報を表したものがローソク足になります。
陽線・陰線
ローソク足には陽線(ようせん)と陰線(いんせん)があります。
陽線は始値よりも終値の方が高く、陰線は始値よりも終値の方が安くなります。
動きでは陽線↑で陰線↓のイメージです。
始値・終値
始値はローソク足を形成する時に一番最初に作られる部分になります。
反対に終値はローソク足で一番最後に決められる場所です。
始値と終値で作られる部分を実体と呼びます。
高値・安値
ローソク足の中で一番高い位置が高値になり、一番安い位置が安値になります。
高値や安値は実体から線が伸びていますよね。
これがローソクの芯のように見えるのでローソク足と呼ばれるようですよ。
ローソク足を形成する時に一度は高値や安値まで動いたという目印になります。
ローソク足の代表的な形
相場の動きがローソク足には集約されていますが、ある足の形状が現れたら今はこのような流れだと分析することのできる足の形があります。
大陽線・大陰線
相場の動きが極端に偏っている時に現れやすいです。
実体が長いので勢いが強いのが分かります。
小陽線・小陰線
相場が一方に動かずに迷っている状態です。
コマになっていると売りと買いのバランスが均等で、上昇するか下降するか様子を見ている状態になります。
十字線
始値と終値が一緒だった場合には実体のないローソク足が形成されます。
買いと売りのバランスがとれている状態で相場の転換期に出やすい足になります。
下落を続けてきた場合に十字線がでると買いが増えてきているということになるので上昇に転じる可能性があります。
逆に上昇の時でしたら売りが増えてきている状態と分析することができます。
ローソク足の情報
ローソク足1本だけでもこのような情報が含まれています。
相場を分析するには1本分だけではなく、その前後のローソク足の組み合わせや流れを考慮して相場を分析していくのですね。